朝3時の戦場。テキストが呪文だった10点台の私が、過去問の「デジャヴ」で合格を掴むまで

「私なんて、何をやっても中途半端。見た目も中身も、自信がない……」

30代後半、当時の私はそんな言葉を何度も心の中で繰り返していました。10点台から始まった私の宅建受験。不合格を3回経験し、崖っぷちにいた私がどうやって合格ラインの15%に入ることができたのか。

それは、朝3時の暗闇の中で見つけた「ある勉強法」のおかげでした。

朝3時が私の戦場|主婦の宅建勉強時間の作り方

当時の私の戦場は、夫が起きるまでの3時間。

目覚ましが長く鳴ると子供が起きてしまうので、鳴った瞬間に止めて布団から飛び起きる毎日でした。若かったからできたことかもしれませんが、それくらい自分だけの「勉強時間」を作ることに必死だったのです。

「呪文」のようなテキストと、挫折した予想問題集

最初の頃は、とにかくテキストを読み込もうとしていました。

でも、専門用語はどれも「呪文」にしか見えません。意味がわからなくても読み進めましたが、全く頭に入らず、勉強ができているという手応えもゼロ。気分は沈む一方でした。

次に手を出したのは「予想問題集」。

でも、答え合わせをして間違えた後、テキストのどこを確認すればいいのかわからず、探すだけで時間が溶けていきました。「んー、なんか違う……」そんな違和感ばかりが募りました。

名前も忘れた「50問まるごと過去問本」との出会い

そんな時に手にとったのが、分野別ではなく、本番と同じ50問がそのまま載っている年度別の過去問集でした。正直、本の名前はもう思い出せません。でも、この本が私の運命を変えました。

なぜ、バラバラの「分野別」ではなく「本番と同じ50問」が良かったのか。

それは、「今の自分の実力」が数字ではっきり見えたからです。

2時間かけて50問を解き、答え合わせをする。

最初は20点。そこから25点、30点、35点……。

だんだん点数が上がっていくのが目に見えてわかると、「いけるかもしれない!」という安心感と自信に繋がりました。答えを覚えてしまっている部分もありましたが、それでも点数が増えるのは、朝3時に起きる私にとって最高の報酬でした。

「デジャヴ」の正体に気づいたとき、目の前がひらけた

50問のセットを何度も繰り返すうちに、あることに気がつきました。

「あれ?またこの言葉が出てる」「このパターン、前も見たな」

そう、**「デジャヴ(既視感)」**です。

繰り返されるポイントこそが、試験で絶対に外してはいけない核となる知識。一方で、繰り返されない枝葉の部分は「大変だなぁ」と感じつつも、まずはその「核」を徹底的に固めることに集中しました。

「なぜ間違えたのか」を考えながら進むうちに、バラバラだった知識が積み重なり、気づけば目の前がパッとひらけたような感覚になりました。

今、勉強法に迷っているあなたへ

勉強の仕方がわからなかったからこそ、遠回りもしました。でも、もし今の私が、当時の私にアドバイスを送るならこう言います。

「分厚いテキストを閉じて、まずは50問まるごとの過去問に向き合ってみて。数字があなたの背中を押してくれるから」

あの時、私がボロボロになるまで使った本と同じ、50問形式の過去問集。今の私が選ぶなら、この一冊を相棒にします。

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