呼ばれて動く一日と、夕方の限界
「ちょっと頼み事があるから、来てほしい!」
北摂の静かな住宅街。
わが家では今日も、高齢の両親からのLINE電話が鳴り響きます。
かつて、高層ビルのオフィスでランチのステーキを優雅に楽しんでいた平成のあの頃。
効率を求めて動いていた自分からは想像もつかない、足腰を酷使する「呼ばれて動く」日常。
仕事、高齢の両親からの呼び出し、そして家事。
夕方になると、気力も体力も底をつき、献立を考えることすら
「砂を噛むような苦行」に思えてきます。
そんな私の救世主となったのが、SNSで話題の
**リュウジさんの「バズレシピ」**でした。
事務員の血が騒ぐ、合理的レシピ
今回挑戦したのは、あの「ケンタッキー風フライドチキン」。
「家であの味が再現できるの?」と半信半疑でしたが、
工程は驚くほど合理的です。
無駄を省き、本質だけを突く手順に、
かつて職場で叩き込まれたマニュアル魂が刺激され、
久しぶりに心地よい集中力でキッチンに立ちました。
揚がったチキンは、見た目も香りも、まさにあの黄金色。
「これ、ケンタッキーじゃん!」
帰宅した子どもたちは、一口食べるなり大興奮。
今日一日の疲れが、一瞬で報われるような瞬間でした。

夫という名の「ワンマン社長」による事件
そこへ、わが家の「ワンマン社長」――夫が帰宅。
私は心の中でガッツポーズをしながら、
「これね、すごくこだわって作った再現レシピよ」と
説明を始めようとした、その時です。
夫の手が伸びた先は、チキンではなく、
食卓の端に置いてあった とんかつソース。
(関西でいう、いわゆるとんかつソース)
一口も、香りを確かめることもなく。
黄金色のチキンに、茶色い液体をドバドバと――。
私の言葉は喉元で大渋滞。
心の中で「ガラガラガラッ」と音がしました。
「はい、本日の営業は終了しました。
心のシャッター、閉店でーす」
私の努力も、こだわりも、
すべてはとんかつソースの土台だったようです。
今日の悟り
同じ食卓を囲んでいても、
見ている世界はこんなにも違う。
感動を共有する子どもたちと、
すべてを「ソース味」に上書きする夫。
これこそが、今の私のリアルな幸せ(?)の形なのだと、
静かに悟りを開いた夜でした。
明日もまた、呼ばれて、動いて、働く一日が始まります。
でも、キッチンには私を支えてくれる「魔法の本」があるから、
なんとかやっていけそうです。
夫よ。
次はソースの蓋をアロンアルファで固めてから出すからね。
私のキッチンを支える「救世主」たち
「献立を考える気力すら残っていない」
そんな日の私を助けてくれる、心強いバイブルです。.
家庭料理の域を超える一皿に、何度も救われました。
本当に限界な日はこれ一択。考えなくていい安心感。
・『バズレシピ 真夜中の背徳めし』
ストレスが溜まった夜に読むだけで、少し元気が出ます。
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