はじめに
今日のお昼前、ご近所さんが「掘りたてやねんけど、良かったら〜」と手渡してくれたのは、まだ土の香りが残るたけのこ。
春のたけのこって、ほんとに“旬のごほうび”って感じがしますよね。
私の住む豊中市も少し車を走らせれば、まだまだ自然の豊かな場所があって、掘ったばかりのたけのこが身近に届く環境に感謝です🌿
山で掘ったたけのこ・毎年恒例の春にいただくご褒美
いつも子どもを可愛がってくださるご近所のおじいちゃんが、今年も「朝掘ってきたから食べてね」と、立派なたけのこを持ってきてくださいました。
北摂のどこかに山をお持ちのようで、春になると毎年その山に入って、自分でたけのこを掘ってこられるのだそう。何十年も続けているそうで、「たけのこの頭が顔を出す頃になったら、体がうずくんや」と笑っておられました。
いただくのはほんの数本ですが、土の香りが残る掘りたてのたけのこは、スーパーで売っているものとはまったく別物。
その柔らかさ、えぐみのなさ、香りの良さに毎年感動してしまいます。
このたけのこをいただくと、「あぁ、今年も春が来たなぁ」と思うのが、わが家の小さな恒例行事になっています。
我が家では高級食材!大切にいただくたけのこ料理
いただいてすぐに、鍋にお湯を沸かして、ぬかと唐辛子を準備。
たけのこの下茹では、決して“簡単”とは言えませんが、それでもやっぱり掘りたてを味わうには、このひと手間が欠かせません。
ゆで方を検索していて、「あっ!去年もこの動画見たんだった!」と記憶がよみがえってきました。
再生履歴に残っていたレシピ動画に、今年もまたお世話に。毎年同じものを見て作るって、なんだかそれも“季節のルーティン”になってきている気がします。とても丁寧な解説で、本当にありがたいです🙏
ちなみに、我が家ではたけのこは“高級食材”の部類。
スーパーでもなかなか手が出ない存在なので、こうしていただけるのはほんとうにありがたくて、ちょっと緊張しながら調理します(笑)
今回は、定番のたけのこご飯に加えて、たけのこの土佐煮と、チンジャオロース風の炒めものも作ってみました。

春の香りって、台所にも、食卓にも、そして気分にもふわっと広がってくれる気がします🌱
こんな小さな幸せが、季節の楽しみなのかもしれませんね。

「また来年も食べたいね」子どもがこぼした春のひとこと
たけのこご飯の香りが炊飯器からふわ〜っと立ちのぼると、
キッチンにいた子どもが「え!今日、たけのこご飯なん?やった〜!」と大喜び。
普段そこまで食にこだわりがない子なのですが、たけのこご飯だけは特別なようです。
夫も一口食べて「これ、柔らかっ!料亭で出てきそうやな〜」とニコニコ。
歯ごたえも風味も抜群で、みんな「うまっ!」と箸が止まりません。
たけのこって、ちょっとしたごちそう感があるのか、なんだか食卓がいつもより静かで(笑)
みんな、味わって食べてる感じがしました。
「これ、あのおじいちゃんが掘ってくれたやつやで」と話すと、
子どもも「また来年ももらえるといいなぁ」って。
食べもののありがたさとか、つながりとか、ほんのりでも伝わってたら嬉しいなって思いました。
自然の恵みをいただいて、手間をかけて調理して、
それを家族と一緒に味わう――
たけのこがつないでくれた、あたたかい春のひとときでした🌸
まとめ
たけのこをいただいて、下処理をして、家族みんなで美味しくいただく。
手間はかかるけれど、そのぶん春の恵みを味わえることが、本当にありがたく感じます。
今年も「またこの季節がきたなぁ」と、ほっこりする瞬間。
ご近所のおじいちゃんの気持ちも一緒に届いたようで、ただの食材じゃない“つながりのある贈り物”になりました。
食卓を囲んで「美味しいなぁ」「また来年も食べたいね」なんて会話が生まれる時間って、すごく貴重ですよね。
忙しい日々の中で、こういう“季節の楽しみ”をちゃんと味わえる暮らしを、大切にしていきたいなと思いました。